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2021年3月に行ける展覧会―絵画編

明日行ける! 展覧会の見どころを一挙紹介(東京都版)

連載 ZIEL museum 2021.3.02

文:出口夢々

2021年3月に行ける、東京都で開催されている27の展覧会の情報を一挙に紹介します!
各展覧会ともコロナ対策は十分。ぜひ、足を運んでみてください。

サムネイル画像:南薫造《瀬戸の春》1948年頃、油彩、カンヴァス、渋谷区立松濤美術館蔵
※本記事における画像写真の無断転載を禁じます。

 

展覧会一覧

サロン展「渋谷区立松濤美術館所蔵 南 薫造 日々の美しきもの」

◇ジャンル:洋画
近代日本洋画壇に大きな足跡を残した画家・南薫造。南が描く、日々の風景や生活、そこに暮らす人々には詩情にあふれ、温かく、彼の柔和な人柄がにじみ出ているようだ。本展は、遺族からご寄贈いただいたスケッチ、水彩、油彩の作品、約230点から、人物画や静物画を中心に49点を紹介する。

みずみずしい水彩で、まつ毛の一本一本まで丁寧に描かれており、南のあたたかいまなざしが感じられる作品。
南薫造 《少女》1922年、水彩、紙、渋谷区立松濤美術館蔵

会場:渋谷区立松濤美術館
会期:2021年2月12日(金)〜3月7日(日)
観覧料:無料
開館時間:9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
最寄り駅:神泉駅、渋谷駅
HP:https://shoto-museum.jp/exhibitions/2021salon/

 

企画展「こうとう浮世絵づくし」

◇ジャンル:浮世絵
浮世絵の誕生から発展について紹介するとともに、江東区ゆかりの作品や絵師を取り上げる。

会場:深川江戸資料館
会期:2020年11月10日(火)~2021年10月31日(日)
観覧料:400円
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:第2・第4月曜日(祝日の場合は開館)
最寄り駅:清澄白河駅
HP:https://www.kcf.or.jp/fukagawa/kikaku/

 

名作展「時代を描く 龍子作品におけるジャーナリズム」

◇ジャンル:日本画
日本画家・川端龍子が、太平洋戦争末期の不安や憤りを赤富士に表現した《怒る富士》(1944年)や、終戦間際に自宅が爆撃にあった光景を飛び散る草花に表した《爆弾散華》(1945年)、多くの犠牲者を出した狩野川台風の被害から復興を目指す人々の力強さを伝える28メートルの大作《逆説・生々流転》(1959年)を展示。龍子が時代を力強く描き上げた作品群を紹介する。

会場:大田区立龍子記念館
会期:2020年12月19日(土)~2021年3月21日(日)
観覧料:200円(65歳以上無料)
開館時間:9:00~16:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
最寄り駅:西馬込駅
HP:https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi/latest_exhibition/tabid/225/Default.aspx

 

シリーズ現代の作家 草間彌生

◇ジャンル:版画
草間彌生の、1980年代から2000年代までの版画約30点と、ユニークなマルチプル作品3点を同館収蔵品から紹介する。

会場:町田市立国際版画美術館
会期:2021年1月5日(火)~4月11日(日)
観覧料:無料
開館時間:平日10:00~17:00、土日祝日10:00~17:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
最寄り駅:町田駅
HP:http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2021-455

 

沈潜と蒸留 浜口陽三 濱田祐史 二人展

◇ジャンル:銅版画、写真
21世紀のデジタル社会に写真の可能性を問いかけ、偶発性を取り入れながら実験的な作品を発表する気鋭の写真家・濱田祐史を、20世紀を代表する銅版画家・浜口陽三の銅版画と共に紹介する。

会場:ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
会期:2021年1月16日(土)~4月4日(日)
観覧料:600円
開館時間:平日11:00~17:00、土日祝日10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
最寄り駅:水天宮前駅、人形町駅
HP:https://www.yamasa.com/musee/exhibitions/沈潜と蒸留%e3%80%80浜口陽三、濱田祐史二人展/

 

「千葉正也個展」

◇ジャンル:絵画、写真、映像など
若手ペインターのホープとして大きな期待と注目を集める、千葉正也の個展。古今東西の絵画表現のさまざまな達成や成果を誠実に継承しつつ、絵画という長い歴史を持つメディアを通じて現代アートの枠組みを揺さぶり動かそうとする、千葉の大胆不敵なアプローチはエキサイティングな鑑賞体験をもたらすに違いない。

会場:東京オペラシティアートギャラリー
会期:2021年1月16日(土)~3月21日(日)
観覧料:1200円
開館時間:11:00~19:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
最寄り駅:初台駅
HP:https://www.operacity.jp/ag/exh236/
※事前予約制

 

没後70年 吉田博展

◇ジャンル:絵画
明治から昭和にかけて、風景画の第一人者として活躍した吉田博の展覧会。西洋の写実的な表現と、日本の伝統的な木版画技法を統合した新しい木版画の創造をめざした、その軌跡を紹介する。

会場:東京都美術館
会期:2021年1月26日(火)~3月28日(日)
観覧料:1600円(65歳以上1000円)
開館時間:9:30~17:30
休館日:月曜日
最寄り駅:上野駅、京成上野駅
HP:https://yoshida-exhn.jp/

 

小澤七絵展

◇ジャンル:絵画
奥多摩に咲く花や草木を描く、画家・小澤七絵の個展。

会場:せせらぎの里美術館
会期:2021年1月26日(火)~3月7日(日)
観覧料:300円
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
最寄り駅:御嶽駅
HP:https://www.okutamas.co.jp/seseragi/cat_showcase/cat_showcase12/

 

没後30年記念 笠松紫浪 ―最後の新版画

◇ジャンル:版画
大正から昭和にかけて活躍した絵師である、笠松紫浪が製作した新版画を展示。新版画とは、大正から昭和にかけて、絵師、彫師、摺師の協同作業によって制作された木版画のことである。新版画の初期から関わり、戦後になっても精力的に版画を制作し続けた「最後の新版画家」である笠松の作品を紹介する。

会場:太田記念美術館
会期:2021年2月2日(火)〜3月28日(日)※
観覧料:1000円
開館時間:10:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、2月26日〜28日
最寄り駅:原宿駅、明治神宮前駅
HP:http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kasamatsu-shiro-the-last-shin-hanga-prints-artist
※前期:2月2日〜25日、後期:3月2日〜28日
 前後期で全点展示替え

 

田渕由美子展 ~1970’s『りぼん』おとめちっく♡メモリー~

◇ジャンル:マンガ
人気少女マンガ雑誌『りぼん』(集英社)で、1970年代後半の“おとめちっく”作品ブームの中心的存在として活躍したマンガ家・田渕由美子。本展では、「クロッカス咲いたら」「フランス窓便り」「あのころの風景」など『りぼん』時代の作品を中心に、初期作品から『コバルト』『YOU』他、エッセイマンガ等の近年の作品まで展示。原画・雑誌・ふろくから田渕の画業を紹介する。

会場:弥生美術館
会期:2021年2月11日(木)〜6月6日(日)
観覧料:1000円※
開館時間:10:30〜16:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月・火曜日※
最寄り駅:根津駅、東大前駅、上野駅
HP: http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
※日時指定予約制
※竹久夢二美術館も入館可能
※5月3日、4日は開館

 

小村雪岱スタイル

◇ジャンル:装丁、挿絵、肉筆画、版画など
大衆文化が花開いた大正から昭和初期にかけて、「画家」と呼ぶには収まりきらない、多岐にわたるジャンルに新風を吹き込み、多くの人々を魅了した小村雪岱。 本展では装幀や挿絵、舞台装置画、そして貴重な肉筆画や版画など、江戸の粋を受け止め、東京のモダンを体現した雪岱の作品を総合的に紹介する。

会場:三井記念美術館
会期:2021年2月6日(土)〜4月18日(日)
観覧料:1300円(70歳以上は1000円)
開館時間:11:00〜16:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)
最寄り駅:三越前駅、日本橋駅、東京駅、神田駅、新日本橋駅
HP: http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
※日時指定予約制

 

【開館55周年記念特別展】 川合玉堂 ―山﨑種二が愛した日本画の巨匠―

◇ジャンル:日本画
日本の自然や風物を叙情豊かに描き出した川合玉堂。本展では、初期の代表作である《鵜飼》、雅邦の影響が色濃い《渓山秋趣》などの明治期の作品から、古典的な筆法と写実的な風景表現を融合させた昭和初期の《石楠花》、自然とともに生きる人々の姿を穏やかに描き出した玉堂芸術の真骨頂ともいえる《春風春水》や《早乙女》、戦後の第1回日展に出品された《朝晴》まで、名品の数々とともに、玉堂の画家としての足跡をたどる。

会場:山種美術館
会期:2021年2月6日(土)〜4月4日(日)
観覧料:1300円
開館時間:平日:10:00〜16:00、土日祝日:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
最寄り駅:恵比寿駅
HP:https://www.yamatane-museum.jp/exh/2021/gyokudo.html

 

筆魂 線の引力・色の魔力—又兵衛から北斎・国芳まで—

◇ジャンル:肉筆画
浮世絵の先駆とされる岩佐又兵衛をはじめ、浮世絵の始祖である菱川師宣、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川国芳などの60人に及ぶ浮世絵師の肉筆画約125点を紹介する。

会場:すみだ北斎美術館
会期:2021年2月9日(火)〜4月4日(日)※
観覧料:1200円(高校生、大学生、65歳以上900円)
開館時間:9:30〜17:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
最寄り駅:両国駅
HP: https://hokusai-museum.jp/fudedamashii/
※前期:2月9日〜3月7日、後期:3月9日〜4月4日

 

Steps Ahead: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示

◇ジャンル:絵画
キュビスムの画家たち、アンリ・マティスのドローイング、マルセル・デュシャン、抽象表現主義の女性画家たち、瀧口修造と実験工房、オーストラリアの現代絵画など、未公開の新収蔵品92 点を含む201点他を紹介する。

会場:アーティゾン美術館
会期:2021年2月13日(土)〜5月9日(日)
観覧料:ウェブ予約チケット:1200円、当日チケット:1500円(窓口販売)、学生無料(高校生以上要ウェブ予約)
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:東京駅、京橋駅、日本橋駅
HP:https://www.artizon.museum/
※5月3日は開館

 

絵画のドレス|ドレスの絵画

◇ジャンル:絵画、服飾
絵画や写真のなかに登場する人物が身につけている衣装に着目しながら、神戸ファッション美術館所蔵の同時代の服飾作品を併せて展示する。

会場:東京富士美術館
会期:2021年2月13日(土)〜5月9日(日)
観覧料:1300円(65歳以上は1000円)
開館時間:10:00〜17:00(受付終了は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
最寄り駅:八王子駅、京王八王子駅、拝島駅、秋川駅
HP:https://www.fujibi.or.jp/exhibitions/profile-of-exhibitions/?exhibit_id=3202102131

 

テート美術館所蔵 コンスタブル展

◇ジャンル:絵画
J.M.W.ターナーとともに自国の風景画を刷新し、その評価を引き上げたことで知られる、ジョン・コンスタブル。本店では、世界有数の良質なコンスタブルの作品群を収蔵するテート美術館から、ロイヤル・アカデミー展で発表された大型の風景画や再評価の進む肖像画などの油彩画、水彩画、素描およそ40点にくわえて、同時代の画家の作品約20点を紹介する。

会場:三菱一号館美術館
会期:2021年2月20日(土)〜5月30日(日)
観覧料:1900円
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日※
最寄り駅:東京駅、有楽町駅、二重橋前駅、日比谷駅
HP:https://mimt.jp/constable/
※金曜日、会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで
※祝日、会期最終週、3月29日、4月26日は開館

 

没後70年 南薫造

◇ジャンル:絵画
明治末から昭和にかけて官展の中心作家として活躍した洋画家、南薫造。本展は、文展・帝展・日展の出品作など、現存する南の代表作を網羅するとともに、イギリス留学時代に描かれた水彩画や、朋友の富本憲吉と切磋琢磨した木版画など、南薫造の全貌を伝える。

会場:東京ステーションギャラリー
会期:2021年2月20日(土)〜4月11日(日)
観覧料:1100円
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日※
最寄り駅:東京駅、大手町駅、二重橋前駅
HP:http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202102_minami.html
※日時指定制
※金曜日は20:00まで開館
※4月5日は開館

 

【富岡展】人のかたち

◇ジャンル:土器、絵画など
古代から近代までの人のかたちをあらわした作品を特集した展覧会。古墳時代の巫女をかたどった女子像や、唐時代の三彩神将像、誠拙周樗の《寒山拾得図》など、人物のかたちをした、あるいは人物を描いた作品を展示する。

会場:會津八一記念博物館
会期:2021年3月1日(月)〜4月30日(金)
観覧料:無料
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:水曜日
最寄り駅:高田馬場駅、早稲田駅、西早稲田駅
HP:https://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/news/2020/11/25/3241/

 

澤田知子展 狐の嫁いり

◇ジャンル:写真
2000年度写真新世紀特別賞や、2003年度第29回木村伊兵衛写真賞を受賞、2004 年には NY 国際写真センターThe Twentieth Annual ICP Infinity Award for Young Photographer に選出されるなど、デビューから現在にいたるまで、国内外で高い評価を得ている澤田知子。本展は、澤田の原点となる《Untiled》(1996)から最新作《Reflection》(2020)までの代表作を、「外見と内面の関係」を探る「狐の嫁いり」というコンセプトで構成する。

会場:東京都写真美術館
会期:2021年3月2日(火)〜5月9日(日)
観覧料:700円(65歳以上350円)
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:恵比寿駅
HP:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3848.html
※5月3日は開館

 

「芽出たき仲間(めでたきなかま)」野菜を描く

◇ジャンル:絵画
小説家として知られる武者小路実篤。彼が描いた自然をモチーフにした絵画作品のなかから、野菜にスポットをあてて作品を紹介する。

会場:調布市武者小路実篤記念館
会期:2021年3月6日(土)〜4月18日(日)
観覧料:200円
開館時:10:00〜17:00
休館日:土・日曜日、祝日
最寄り駅:仙川駅、つつじヶ丘駅
HP:http://www.mushakoji.org/schedule/tenji.html

 

Sato Sakura 桜百景 展

◇ジャンル:日本画
古くより日本人を惹きつけてきた桜の花。多くの表現者を魅了し、短歌や俳句・絵画等の様々な表現領域で芸術化されてきた。本展では、桜を画題とした現代日本画の作品を、全国明智の桜の名所・名木を中心に紹介する。

会場:郷さくら美術館
会期:2021年3月9日(火)〜5月16日(日)
観覧料:500円(70歳以上400円)
開館時間:10:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:中目黒駅
HP:https://www.satosakura.jp/?page_id=1207
※5月3日は開館

 

春の江戸絵画まつり 与謝蕪村 「ぎこちない」を芸術にした画家

◇ジャンル:日本画
晩年より前から、日々大忙しの人気画家であった与謝蕪村(1716-83)。蕪村の作品に感じられるのが、線描や形のぎこちなさと、そこから生まれる親しみやすさ、かわいらしさだ。本展では、そんなきわめてデリケートな「ぎこちなさ」や「頼りなさ」に着目し、蕪村の作品を紹介する。

会場:府中市美術館
会期:2021年3月13日(土)〜5月9日(日)※
   前期:3月13日(土)〜4月11日(日)
   後期:4月13日(火)〜5月9日(日)
観覧料:700円
開館時間:10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:府中駅、小金井駅、国分寺駅、北府中駅
HP:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakutenkaisai/buson.html
※前期後期で大幅な展示替えあり
※5月3日は開館

 

アーティストたちの室内画 ─見慣れない日常

◇ジャンル:室内画
プライベートな部屋をテーマとする絵画のジャンル、「室内画」。本展では、その時代を生きた人々の何気ない日常をおさめた、室内画の歴史をたどる。

会場:町田市立国際版画美術館
会期:2021年3月13日(土)〜4月11日(日)
観覧料:800円※
開館時間:平日 10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
     土日 10:00〜17:30(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
最寄り駅:町田駅
HP:http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2021-454
※3月13日は入場無料
 3月24日は65歳以上は入場無料

 

モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて

◇ジャンル:絵画
モンドリアン(1872-1944)生誕150年を記念した展覧会。初期のハーグ派様式の風景画、象徴主義や神智学に傾倒した作品、キュビスムの影響を受けて独自展開した作品、晩年の水平垂直線と原色平面の「コンポジション」などを展示し、モンドリアン芸術の広がりを再検証する。

会場:SOMPO美術館
会期:2021年3月23日(火)〜6月6日(日)
観覧料:オンラインチケット1500円
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:新宿駅
HP:https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2020/mondrian/
※事前予約制
※5月3日は開館

 

あやしい絵展

◇ジャンル:絵画
「美しい」だけでは括ることのできない、「グロテスク」「エロティック」「退廃的」「神秘的」「ミステリアス」な、「あやしい絵」を紹介する展覧会。日本画はもちろん、日本の画家たちに影響を与えた西洋美術の作品も併せて紹介する。

会場:東京国立近代美術館
会期:2021年3月23日(火)〜5月16日(日)
観覧料:1800円
開館時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:竹橋駅、九段下駅、神保町駅
HP:https://ayashiie2021.jp/
※金・土曜日は20:00まで
※3月29日、5月3日は開館

 

さまよえる絵筆 —東京・京都 戦時下の前衛画家たち

◇ジャンル:絵画
日本の前衛画壇は最盛期を迎える一方で、戦争に伴い表現の自由が奪われつつあった1930年代後半。前衛画家たちは、西洋や東洋・日本の伝統的な技法や題材に立ち戻ることで自身の立ち位置を確認し、時代のリアルな感覚を伝えるための新たな表現を模索していた。本展では、戦時下に前衛画家たちがそれぞれに現実を見つめ、描いた作品を当時の資料と共に展示する。

会場:板橋区立美術館
会期:2021年3月27日(土)〜5月23日(日)
観覧料:650円(65歳以上は割引あり)
開館時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:西高島平駅、下赤塚駅、地下鉄赤塚駅
HP:https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001385/4001392.html
※5月3日は開館

 

渡辺省亭—欧米を魅了した花鳥画—

◇ジャンル:花鳥画
明治11年(1878)のパリ万博への出品を機に、日本画家として初めて渡仏した画家・渡辺省亭。繊細で洒脱な花鳥画は、万博への出品やロンドンでの個展などにより、海外で高い評価を得た。本展では、近年再評価され、注目される省亭の海外からの里帰り作品を含め、これまで知られていなかった個人コレクションを中心に、全画業を紹介する。

会場:東京藝術大学 大学美術館
会期:2021年3月27日(土)〜5月23日(日)
観覧料:当日券1700円、前売券1500円
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:上野駅、根津駅、京成上野駅
HP:https://seitei2021.jp
※5月3日は開館
※会期中展示替えあり
※本展は事前予約制ではありませんが、今後の状況により変更および入場制限等を実施する可能性がございます。最新の情報はホームページでご確認ください。

 

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