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2022年4月から開催される展覧会を一挙紹介

展覧会の見どころを解説

連載 ZIEL museum 2022.4.01

文:半田明日香

2022年4月から東京都で開催される18の展覧会の情報を一挙に紹介します!
絵画や彫刻、建築と、さまざまなジャンルのアートを楽しめます。各展覧会ともコロナ対策は十分。ぜひ、足を運んでみてください。

サムネイル画像:フェルナンド・ボテロ《モナ・リザの横顔》 2020年 油彩/カンヴァス
※「ボテロ展 ふくよかな魔法」出品作品

 

展覧会一覧

人のすがた、人の思い-収蔵品にみる人々の物語-

◇ジャンル:絵画、書跡、彫刻、工芸品、歴史資料など
絵画、書跡、彫刻、工芸品、歴史資料など約25点を通じて、人々がどのような姿やかたち、動きをしているのか、そこからどのような思いが表現されているかを探る。新型コロナウイルスの蔓延で人々の動きが大きく制限されているなか、改めて人と人の交流の大切さを見直すことができるだろう。

会場:大倉集古館
会期:2022年4月5日(火)~5月29日(日)
観覧料:1000円
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:六本木一丁目駅、神谷町駅、虎ノ門ヒルズ駅、虎ノ門駅、溜池山王駅
HP:https://www.shukokan.org/exhibition/future.html
※祝日の場合は翌火曜日

 

イスラエル博物館所蔵ピカソ―ひらめきの原点―

◇ジャンル:絵画
800点以上のピカソ・コレクションを所有するイスラエル博物館より、版画を中心とするピカソ作品が初来日。青の時代の傑作銅版画『貧しい食事』、戦時期の『フランコの夢と嘘 I、II』など、1900年頃から亡くなる3年前の1970年までの作品を年代順に展示し、ピカソの豊饒な創作の軌跡をたどる。めまぐるしい作風の変遷と、社会や身のまわりの日常を着想源とする創造力と革新性に溢れた主題やモチーフの数々を紹介。

会場:パナソニック汐留美術館
会期:2022年4月9日(土)〜6月19日(日)
観覧料:1200円(65歳以上1100円)
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:水曜日※
最寄り駅:新橋駅、汐留駅
HP:https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/22/220409/
※5月6日、6月3日は20:00まで
※5月4日と5月18日は開館

 

調和にむかって:ル・コルビュジエ芸術の第二次マシン・エイジ ― 大成建設コレクションより

◇ジャンル:絵画
スイスに生まれフランスで活躍した建築家にして画家、ル・コルビュジエ。国立西洋美術館の本館の設計も行った人物だ。第二次世界大戦を経て、荒廃や冷戦による脅威を感じるようになると、彼の芸術傾向は機械万能主義を謳った戦前の「第一次マシン・エイジ」から人間と機械、感情と合理性、そして芸術と科学の調和を目指した「第二次マシン・エイジ」へと変化していく。本展では、ル・コルビュジエのコレクションを多数所蔵する大成建設株式会社からの寄託作品を中心に、『牡牛XVIII』のような大作、制作の過程を示す約10点の素描など合計約20点を展示する。

会場:国立西洋美術館
会期:2022年4月9日(土)~9月19日(月)
観覧料:500円
開館時間:9:30~17:30(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日、5月30日(月)~6月3日(金)、7月19日(火)※
最寄り駅:上野駅、京成上野駅
HP:https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2022lecorbusier.html
※金・土曜日は20:00まで
※5月2日、7月18日、8月15日、9月19日

 

特別展 燕子花図屏風の茶会 昭和12年5月の取り合わせ

◇ジャンル:日本画
政治家、実業家として活躍した根津嘉一郎。本展では、数ある嘉一郎の茶会のうち、ひときわ荘厳で豪華だったといえる昭和12年5月の取り合わせを紹介。根津嘉一郎が茶会で取り合わせた茶道具の名品とともに「燕子花図屏風」や「藤花図屏風」、「鼠志野茶碗 銘山の端」などを展示する。

会場:根津美術館
会期:2022年4月16日(土)~5月15日(日)
観覧料:1500円
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:表参道駅
HP:https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html
※5月10日〜5月15日は19:00まで
※5月2日は開館
※日時予約制

 

大英博物館 北斎―国内の肉筆画の名品とともに―

◇ジャンル:絵画
モネ、ゴッホなどの印象派やポスト印象派の画家たちが傾倒しフランスを中心としたヨーロッパでジャポニスムが生まれるきっかけになるなど、日本だけでなく海外にも強い影響を与えている葛飾北斎。本展の開催に際し、北斎の優品が多数収蔵されている大英博物館から、北斎の代表作である『流水に鴨図』などが来日。北斎の約70年におよぶ作画活動のうち、還暦を迎えた60歳から、90歳で亡くなるまでの30年間に焦点を当て、数多くの代表作が生み出されていく様子を約25点の作品とともに介する。

会場:サントリー美術館
会期:2022年4月16日(土)〜6月12日(日)
観覧料:1700円
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:火曜日※
最寄り駅:六本木駅、乃木坂駅
HP:https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2022_2/index.html
※金・土曜日、4月28日、5月2日~4日は20:00まで開館
※5月3日、6月7日は開館

 

篠田桃紅展

◇ジャンル:絵画
孤高の位置をまもりながら、墨による独自の抽象表現の領域を拓き、探究し続けた篠田桃紅。中国の大連に生まれ、東京で育った篠田は、自立した生き方を求めて書の世界に身を投じ、戦後まもなく、40歳を越えて単身ニューヨークに渡り活動の場を大きく拡げた。欧米の抽象芸術と日本の前衛書が時代の先端で響きあうなか、大きな注目と高い評価を獲得。帰国後は、墨による独自の抽象表現や空間表現を切り拓き、建築的なスケールにまで及ぶ制作、版画、エッセイでも固有の表現を確立した。没後1年を経て開催される本展では、桃紅の長きにわたる活動の全貌を紹介し、広い射程と現代性を今日的な視座から検証する。

会場:東京オペラシティアートギャラリー
会期:2022年4月16日(土)~6月22日(水)
観覧料:1200円
開館時間:11:00〜19:00
休館日:月曜日※、展示替期間中、年末年始
最寄り駅:初台駅
HP:https://www.operacity.jp/ag/exh/upcoming_exhibitions/
※祝日の場合は翌火曜日

 

牧歌礼讃/楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン+藤田龍児

◇ジャンル:絵画
20世紀前半フランスの素朴派の画家であるアンドレ・ボーシャン。1951年、画家として歩み始め、48歳のころ若くして大病を患うも、画家として再スタートを切った藤田龍児。二人は活躍した時代も地域も異なるが、共に牧歌的で楽園のような風景を愛情を込めて描いていた。本展では、両者の代表作を含む計116点を展示する。

会場:東京ステーションギャラリー
会期:2022年4月16日(土)〜7月10日(日)
観覧料:1300円
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日※
最寄り駅:東京駅、大手町駅、二重橋前駅
HP:https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202204_andre_fujita.html
※金曜日は20:00まで
※5月2日、7月4日は開館

 

北斎とライバルたち

◇ジャンル:絵画
葛飾北斎と同時代・次世代に活躍した総勢15名以上の絵師たちの作品を紹介。北斎とライバルたちの関係はどのようなものだったのか。葛飾北斎の『冨嶽三十六景 深川万年橋下』や歌川国芳の『東都富士見三十六景 新大はし橋下の眺望』などを展示する。

会場:太田記念美術館
会期:2022年4月22日(金)〜6月26日(日)
観覧料:1000円
開館時間:10:30〜17:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:原宿駅、明治神宮前駅
HP:http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/hokusai-rival
※5月24日〜5月26日は展示替えのため休館

 

スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち

◇ジャンル:絵画
ラファエロ、エル・グレコ、ルーベンス、ヴァトー、ベラスケス、ブーシェ、ルノワールなど、西洋美術史を彩った「美の巨匠」たち。本展では、世界的に名高い西洋絵画コレクションを誇るスコットランド国立美術館から、美の巨人が描いた油彩画・水彩画・素描作品が来日。日本初公開のベラスケス初期の傑作『卵を料理する老婆』などを紹介する。

会場:東京都美術館
会期:2022年4月22日(金)〜7月3日(日)
観覧料:1900円(65歳以上1400円)
開館時間:9:30〜17:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:上野駅、京成上野駅
HP:https://greats2022.jp/
※5月2日は開室
※日時予約制

 

建物公開2022 アール・デコの貴重書

◇ジャンル:建築、絵画
久邇宮朝彦親王(くにのみやあさひこしんのう)の第8王子鳩彦王(やすひこおう)が1906年に創立した宮家の朝香宮家。1920年代の滞欧中当時全盛期だったアール・デコの様式美に魅せられた朝香宮夫妻は、その後、部屋の内装設計をフランスの室内装飾家に依頼し、フランス直輸入のアール・デコ様式を取り入れた邸宅が誕生した。本展が開催される東京都庭園美術館は、1983年、旧朝香宮邸を利用して設立されたもの。2022年現在もアール・デコ様式を正確に留め貴重な歴史的建造物として、国の重要文化財に指定されている。年に一度行われている建物公開展。本年はアール・デコ期の貴重書に着目し開催される。

会場:東京都庭園美術館
会期:2022年4月23日(土)〜6月12日(日)
観覧料:1000円(65歳以上500円)
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
最寄り駅:目黒駅、白金台駅
HP:https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/220423-0612_EncountersWithArtDecoBooks.html
※日時予約制

 

生誕110周年 奥田元宋と日展の巨匠―福田平八郎から東山魁夷へ―

◇ジャンル:絵画
戦後の日本画壇を牽引した奥田元宋。「元宋の赤」とよばれる赤を基調に、雄大な自然を描いた独自の風景画を確立していった。本展では、彼の代表作である『奥入瀬』の「秋」と「春」を2点同時に公開する。また、文展、帝展、日展で活躍した川合玉堂、松岡映丘、福田平八郎、東山魁夷など巨匠たちの作品も併せて紹介する。

会場:山種美術館
会期:2022年4月23日(土)〜7月3日(日)
観覧料:1300円
開館時間:開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:恵比寿駅、渋谷駅
HP:https://www.yamatane-museum.jp/exh/2022/okudagenso.html
※5月2日は開館
※日時予約制

 

ボテロ展 ふくよかな魔法

◇ジャンル:絵画
南米コロンビア出身の美術家、フェルナンド・ボテロ。1950年代後半から現在まで、欧米で高く評価され続けている彼の作品の特徴は、あらゆるかたちがふくらんでいること。ふくらみのある対象には、官能やユーモア、アイロニーなど複雑な意味合いが込められている。本展は、1995年から1996年の国内巡回展以降、26年ぶりに国内で開催されるボテロの大規模絵画展。展示作品のほとんどが日本初公開であり、2020年制作の『モナ・リザの横顔』世界初公開される

フェルナンド・ボテロ《モナ・リザの横顔》 2020年 油彩/カンヴァス

ボテロは、『泣く女』(1949年)を描いた17歳のころから、すでに「ボリューム」を表現するようになっていた。

フェルナンド・ボテロ《泣く女》 1949年 水彩/紙

1952年、20歳のボテロは、コロンビア国内の展覧会で賞金を受賞。その後、ボテロはヨーロッパに渡った。特にイタリアで学んだ経験は、彼のボリューム感、官能性、デフォルメ表現に対する基盤を確固たるものにした。「ボリュームを表現することで、芸術的な美を表現することを目指しているのです」「私の作風は、私の作品の代名詞であるだけでなく、私が後世に残す遺産でもあるのです」とボテロは話している。

作品自体が非常に大きく、ふくよかでユーモアがあり、ときに風刺を交えた独特なボテロ作品の数々。観る人のさまざまな感覚に力強く訴えかけるボテロ独特の「魔法」を、ぜひ、会場で体感してみてください!

フェルナンド・ボテロ《踊る人たち》 2002年 パステル/紙

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
会期:2022年4月29日(金・祝)〜2022年7月3日(日)
観覧料:一般1800円
開館時間:10:00〜18:00(金・土曜日は21:00まで。入館は各閉館の30分前まで)
休館日:5月17日
最寄り駅:渋谷駅
HP:https://www.ntv.co.jp/botero2022/
※日時予約制
※土・日曜・祝日は【オンラインによる入館日時予約】が必要

 

ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策

◇ジャンル:絵画
ジャム・セッションとは、アーティゾン美術館のコンセプト「創造の体感」を体現する展覧会のこと。今回、石橋財団コレクションと共演するのは、写真家の柴田敏雄と鈴木理策だ。
二人の写真作品には、近代絵画に共通する、人間がものを見て表現する「造形思考」が感じられる。本展では、そんな二人が活動の初期より関心を寄せ続けていたセザンヌの作品を起点に、現代の写真作品と近代絵画の関係を探っていく。

会場:アーティゾン美術館
会期:2022年4月29日(金)〜7月10日(日)
観覧料:1500円
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日
最寄り駅:東京駅、京橋駅、日本橋駅
HP:https://www.artizon.museum/exhibition/detail/539
※4月29日を除く金曜日は20:00まで
※日時予約制

 

Transformation 越境から生まれるアート

◇ジャンル:絵画
「越境」と「変化」を着眼点に、19世紀半ばから第二次大戦後までのヨーロッパ、日本、アメリカの美術を展望。異質な存在との接触や対話を契機に自らの芸術を刷新していった芸術家として、ピエール=オーギュスト・ルノワール、藤島武二、パウル・クレー、ザオ・ウーキーの4人の画家の作品を紹介する。

会場:アーティゾン美術館
会期:2022年4月29日(金)〜7月10日(日)
観覧料:1500円
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日
最寄り駅:東京駅、京橋駅、日本橋駅
HPhttps://www.artizon.museum/exhibition/detail/540#:~:text=%E6%A6%82%E8%A6%81,%E3%81%86%E3%81%8B%E3%81%8C%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
※4月29日を除く金曜日は20:00まで
※日時予約制

 

石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 ピカソとミロの版画 —教育普及企画—

◇ジャンル:絵画
スペイン出身で、同時代に活躍したピカソとミロ。本展では、石橋財団コレクションのピカソとミロの版画作品の魅力に迫るとともに、版画の技法についてわかりやすく紹介する。また、会期中には版画のワークショップも開催される予定。

会場:アーティゾン美術館
会期:2022年4月29日(金)〜7月10日(日)
観覧料:1500円
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日
最寄り駅:東京駅、京橋駅、日本橋駅
HP:https://www.artizon.museum/exhibition/detail/541
※4月29日を除く金曜日は20:00まで
※日時予約制

 

新収蔵版画コレクション展

◇ジャンル:版画
国立西洋美術館が収蔵する4500もの版画コレクションのなかから、2015年度以降の新規収蔵品を展覧。ロマン主義や、ゴヤやマネ、象徴主義、ジャポニスムの流れをくむ作品群を紹介する。

会場:国立西洋美術館
会期:2022年4月9日(土)~5月22日(日)
観覧料:500円
開館時間:9:30〜17:30(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日※
最寄り駅:上野駅
HP:https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2022collection.html
※金・土曜日は20:00まで
※5月2日は開館

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