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2022年7月から開催される展覧会を一挙紹介

展覧会の見どころを解説

連載 ZIEL museum 2022.7.01

文:半田明日香

2022年7月から東京都で開催される17の展覧会の情報を一挙に紹介します!
絵画や写真、伝統工芸と、さまざまなジャンルのアートを楽しめます。各展覧会ともコロナ対策は十分。
ぜひ、足を運んでみてください。

サムネイル画像:《休暇中の宿題》モーリス・ドニ1906年
※「印象派からエコール・ド・パリへ スイス プチ・パレ美術館展」出品作品

 

展覧会一覧

ジ・アート・オブ・ソードアート・オンライン

◇ジャンル:イラスト、アニメ
『ソードアート・オンライン』(KADOKAWA)は小説家・川原礫によるライトノベル。漫画化やアニメ化にとどまらず、ゲーム化、テレビドラマ化もしている人気作品だ。本展では、小説のシーンを全身で体感できる等身大アートワークや描き下ろしビジュアルを展示。そのほか、多くの初公開資料も紹介する。「ART」の世界に没入し、これからとこれまでのソードアート・オンラインを「再発見」することができるだろう。

会場:上野の森美術館
会期:2022年7月2日(土)〜7月24日(日)
観覧料:2200円
開館時間:10時00分~17時00分(入館は閉場の30分前まで)
休館日:なし
最寄り駅:上野駅
HP: https://sao10th.net/art/

 

ボストン美術館展 芸術×力

◇ジャンル:絵画
1870年にアメリカボストンに設立されたボストン美術館。古代から現代までのさまざまな作品を収集し、そのコレクションの質の高さと百科事典的な幅の広さで知られている。本展では、ボストン美術館から古今東西の傑作が集結。エジプトのファラオ、ヨーロッパの王侯貴族から日本の天皇、 大名をはじめ、古今東西の権力者たちに関わる作品を紹介する。海を渡った二大絵巻、『吉備大臣入唐絵巻』と『平治物語絵巻 三条殿夜討巻』の里帰りも。

会場:東京都美術館
会期:2022年7月23日(土)~10月2日(日)
観覧料:2000円(65歳以上1400円)
開館時間:9時30分~17時30分(入室は閉室の30分前まで)
休館日:月曜日、9月20日※
最寄り駅:上野駅、京成上野駅
HP: https://www.ntv.co.jp/boston2022/
※8月22日、8月29日、9月12日、9月19日、9月26日は開室
※日時予約制

 

フィン・ユールとデンマークの椅子

◇ジャンル:デザイン
デザイン大国として知られる北欧の国デンマークで、椅子、住居や店舗、オフィスのインテリアデザインなど、デザインにおいて幅広く活躍しているフィン・ユール。本展では、デンマークの家具デザインの歴史と変遷をたどり、その豊かな作例が誕生した背景を探るとともに、モダン的でありながら身体に心地よくなじむ、彼のデザインの魅力に迫る。

会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C
会期:2022年7月23日(土)~10月9日(日)
観覧料:1100円(65歳以上800円)
開館時間:9時30分~17時30分(入室は閉室の30分前まで)※
休館日:月曜日、9月20日※
最寄り駅:上野駅、京成上野駅
HP: https://www.tobikan.jp/finnjuhl/
※8月22日、8月29日、9月12日、9月19日、9月26日は開室
※金曜日は20時00分まで開室

 

ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで

◇ジャンル:デザイン
20世紀の建築や工業デザインに大きな影響を与えたフランス工芸家ジャン・プルーヴェ。本展では、プルーヴェが手がけたオリジナルの家具や建築物およそ120点を、図面やスケッチなどの資料とともに展示。彼のデザインを象徴する作品を紹介しながら、生涯の軌跡をたどる。

会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/地下2F
会期:2022年7月16日(土)~10月16日(日)
観覧料:2000円(65歳以上1300円)
開館時:10時00分~18時00分(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、7月19日、9月20日、10月11日※
最寄り駅:清澄白河駅、木場駅、菊川駅
HP: https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Jean_Prouve/
※7月18日、9月19日、10月10日は開館

 

MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ

◇ジャンル:映像、インスタレーション
現代の表現の一側面を切り取り、問いかけや議論の始まりを引き出すグループ展、MOTアニュアル。本展では、大久保あり、工藤春香、高川和也、良知暁の4名のアーティストを迎え、言葉や物語を起点に、時代や社会から忘れられた存在にどのように輪郭を与えることができるのか、私たちの生活を取り巻く複雑に制度化された環境をどのように解像度をあげて捉えることができるのかを考察する。

会場:東京都現代美術館 企画展示室3F
会期:2022年7月16日(土)~10月16日(日)
観覧料:1300円(65歳以上900円)
開館時間:10時00分~18時00分
休館日:月曜日、7月19日、9月20日、10月11日
最寄り駅:清澄白河駅、木場駅、菊川駅
HP: https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-annual-2022/
※7月18日、9月19日、10月10日は開館

 

瞬間の記憶~創刊150周年~スポーツ報知 報道写真展

◇ジャンル:写真
1872年に郵便報知として発刊。1949年からはスポーツ・エンターテインメントの感動と笑顔を伝えるスポーツ紙として、「夢」を描くメディアとして紙齢を重ねてきたスポーツ報知。本展では、スポーツ報知の記事と写真で昭和、平成、令和の歴史を振り返る。野球、相撲、サッカー、ゴルフ、ボクシングからワールドカップ、箱根駅伝など感動の大会、昭和の女優、エンターテイメント史を飾るあの人までこれまで紙面を飾ったスター達の「瞬間の記憶」がよみがえるだろう。

会場:東京都写真美術館 B1F展示室
会期:2022年7月16日(土)~7月31日(日)
観覧料:無料
開館時間:10時00分~18時00分(入館は閉館30分前まで)※
休館日:月曜日※
最寄り駅:恵比寿駅
HP: https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4307.html
※木、金曜日は20時00分まで
※月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館

 

スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコール・ド・パリへ

◇ジャンル:絵画
スイス・ジュネーブにある、プチ・パレ美術館。フランス近代絵画を中心に豊富な美術作品を収蔵し、ルノワールやユリトロなどの著名な画家たちに加え、才能がありながらも、あまり世に知られていなかった画家たちの作品も数多く収蔵している。

ギュスターヴ・カイユボット 《子どものモーリス・ユゴーの肖像》 1885年 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE  ※画像写真の無断転載を禁じます
モーリス・ドニ 《休暇中の宿題》 1906年 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE  ※画像写真の無断転載を禁じます

本展では、そんな多彩なプチ・パレ美術館のコレクションから、38名の画家による油彩画65展を展覧。印象派からエコール・ド・パリに至る、フランス近代絵画の流れを紹介する。

モイズ・キスリング 《サン=トロペのシエスタ》 1916年 ASSOCIATION DES AMIS DU PETIT PALAIS, GENEVE  ※画像写真の無断転載を禁じます

実は、プチ・パレ美術館は1998年に休館して以降、現在も一般には公開されていない美術館だ。そのため本展は、現地でも見ることのできない傑作を鑑賞できる、貴重な機会となるだろう。

会場:SOMPO美術館
会期:2022年7月13日(水)~10月10日(月)
観覧料:一般1600円ほか
開館時間:10時00分~18時00分(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:新宿駅、西新宿駅、西武新宿駅、都庁前駅
HP: https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2021/petit-palais/
※7月18日、9月19日、10月10日は開館

 

茶の湯の陶磁器 景色を愛でる

◇ジャンル:陶磁器、伝統工芸
三井家が収集した茶道具の中で、その中心となるのは陶磁器。なかでも茶碗や茶入、花入や水指などには、釉薬の変化や器の姿などに「景色」を感じ、そのインスピレーションから多くは文学的な銘が付けられている。こうした茶道具独特の審美眼を、「景色を愛でる」という括りで紹介する。

会場:三井記念美術館
会期:2022年7月9日(土)〜9月19日(月)
観覧料:1000円(70歳以上800円)
開館時間:10時00分〜17時00分(入館は閉館30分前まで)※
休館日:月曜日、7月19日
最寄り駅:東京駅、神田駅、新日本橋駅、三越前駅、日本橋駅
HP: https://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
※金曜日は19時00分まで開館
※7月18日、8月15日、9月19日は開館

 

石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 田園、家族、都市

◇ジャンル:絵画
18世紀から19世紀にイタリアをはじめヨーロッパ各地で隆盛した都市景観画。ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージの『クイリナーレ広場のディオスクーリ像(『ローマの景観』より)』やシャルル・メリヨンの《プティ・ポン》(1852年以降 エッチング エングレーヴィング)などの都市を描いた絵画とともに、田園と都市を家族との関わりに焦点を当て、その変遷を紐解いていく。

会場:アーティゾン美術館4階 展示室
会期:2022年7月20日(水)~10月16日(日)
観覧料:500円
開館時間:10時00分~18時00分(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日、7月29日、9月20日、10月11日
最寄り駅:東京駅、京橋駅、日本橋駅
HP: https://www.artizon.museum/exhibition/detail/542
※9月23日を除く毎週金曜日は20時00分まで
※9月19日、10月10日は開館

 

生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎

◇ジャンル:絵画
現在の福岡県久留米市に生まれ、同じ高等小学校で学び、同じ洋画塾で画家を志した青木繁と坂本繁二郎。生誕140年を迎えて開催する本展では、二人の特徴や関係をよく表す作品を中心に、約250点の作品を展覧する。青木繁と坂本繁二郎の生涯をときに交差させ、同じ土地、同じ年に生まれ育った二人の生涯──「ふたつの旅」を紹介していく。

会場:アーティゾン美術館 6・5階展示室
会期:2022年7月30日(土)~10月16日(日)※
観覧料:1600円
開館時間:10時00分~18時00分(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日、9月20日、10月11日※
最寄り駅:東京駅、京橋駅、日本橋駅
HP: https://www.artizon.museum/exhibition_sp/two_journeys/
※9月23日を除く金曜日は20時00分まで
※9月19日、10月10日は開館
※前期・後期で一部作品の展示替えあり
前期:7月30日~9月11日
後期:9月13日~10月16日

 

源平合戦から鎌倉へ ―清盛・義経・頼朝

◇ジャンル:日本画
平安時代末期に起きた、平氏と源頼朝を中心とした武士たちによる激しい戦い「源平合戦」。武士たちによる一族の存亡をかけた戦いのエピソードは、古くから『平家物語』や『吾妻鏡』などの軍記物語や浮世絵によって普及してきた。本展ではアニメ「平家物語」やNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも再び注目を集めているこの時代を取り上げ、平清盛、源義経、源頼朝をはじめ、浮世絵を通して武士たちの栄枯盛衰をたどる。

会場:太田記念美術館
会期:2022年7月1日(金)~7月24日(日)
観覧料:800円
開館時間:10時30分~17時30分(入館は閉館の30分前まで)
休館日:7月4日、7月11日、7月19日
最寄り駅:原宿駅、明治神宮前駅
HP: http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/genpei-war

 

浮世絵動物園

◇ジャンル:日本画
浮世絵には、ペットとして愛される猫や犬、日々の営みを助けた馬や牛のほか、おめでたい鶴や亀、舶来の象や豹、地震を起こすとされた鯰など、さまざまな動物が描かれている。また浮世絵師たちは、想像力を駆使し擬人化した動物や虎子石のようにこの世に存在しない珍獣も描いている。本展では約160点の作品を通じて、バラエティに富んだ動物表現を紹介する。

会場:太田記念美術館
会期:2022年7月30日(土)~9月25日(日)※
観覧料:1200円
開館時間:10時30分~17時30分(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日、8月30日〜9月1日、9月20日※
最寄り駅:原宿駅、明治神宮前駅
HP: http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/aminals-in-ukiyoe
※前後期で全点展示替え
前期:7月30日~8月28日
後期:9月2日~9月25日

 

東北へのまなざし1930-1945

◇ジャンル:日本画、伝統工芸、デザイン
1930年代以降、ドイツの建築家ブルーノ・タウトなど、先端的な意識をもった人々が東北地方を訪れた。また、考現学の祖として知られる今和次郎や、東北生活美術研究会を主導した吉井忠などの東北出身者も、故郷の人々と暮らしを見つめ直し、戦中期の貴重な記録を残している。本展では、こうした東北に向けられた複層的な「眼」を通して、東北地方が豊かな文化の原点であり、その営みが、現在に直接的に影響を与えていることを紹介する。

会場:東京ステーションギャラリー
会期:2022年7月23日(土)~9月25日(日)
観覧料:1400円
開館時間:10時00分~18時00分(入館は閉館30分前まで)※
休館日:月曜日※
最寄り駅:東京駅、大手町駅、二重橋前駅
HP: https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202207_tohoku.html
※金曜日は20時00分まで開館
※8月15日、9月19日は開館

 

ライアン・ガンダー われらの時代のサイン

◇ジャンル:写真
イギリスのアーティスト、ライアン・ガンダーの個展。「時間」「価値」「教育」「見過ごしていること」など、私たちの日常のいて身近なテーマを扱った作品が展示される。身近な事柄を鋭く観察・分析して制作される彼の作品を鑑賞することで、私たちに「当たり前とは何か」を考えるきっかけとなるだろう。

会場:東京オペラシティアートギャラリー
会期:2022年7月16日(土)~9月19日(月)
観覧料:1400円
開館時間:11時00分~19時00分(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日、8月7日(全館休館日)※
最寄り駅:初台駅
HP: https://www.operacity.jp/ag/exh/upcoming_exhibitions/
※祝日の場合は翌火曜日

 

水のかたち ―《源平合戦図》から千住博の「滝」まで―

◇ジャンル:日本画
四方を海に囲まれ、水が身近な存在である日本では、古来から名所絵や山水画、物語絵など、さまざまな主題の中で描かれてきた。本展では、海辺を舞台とし江戸時代に描かれた《源平合戦図》や歌川広重の《名所江戸百景 大はしあたけの夕立》など水を印象的に描いた作品を展示する。暑さが厳しい夏こそ、日本の画家が描き出した水のかたちを楽しみ、水の恵みと自然の豊かさを感じることができるだろう。

会場:山種美術館
会期:2022年7月9日(土)~9月25日(日)
観覧料:1300円
開館時間:10時00分~17時00分(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日、7月19日、9月20日
最寄り駅:恵比寿駅
HP: https://www.yamatane-museum.jp/exh/2022/water.html
※7月18日、9月19日は開館

 

よめないけど、いいね! 根津美術館の書の名品

◇ジャンル:書物
書の名品であっても、「昔の人の字は読めないから苦手」という人も多いだろう。しかし、たとえ読めなくても、肉筆の書ならではの魅力に触れることはできる。今回の展覧会では、先人たちによって大切に保存されてきた書の見どころをわかりやすく紹介する。

会場:根津美術館
会期:2022年7月16日(土)~8月21日(日)
観覧料:1300円
開館時間:10時00分~17時00分(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日、7月19日※
最寄り駅:表参道駅
HP: https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html
※日時指定予約制
※7月18日は開館

 

キース・ヴァン・ドンゲン展―フォーヴィスムからレザネフォル

◇ジャンル:絵画
オランダに生まれ、20歳のころからパリに拠点を移して活動した画家キース・ヴァン・ドンゲン。日本の美術館において44年ぶりの開催となるヴァン・ドンゲンの個展である本展では、彼の巧みな人物デッサンと官能的表現にフォーカスをあて、作品を展覧。画家本来の資質、特徴的な色、形が調和する姿を堪能できるだろう。

会場:パナソニック汐留美術館
会期:2022年7月9日(土)~9月25日(日)
観覧料:1000円(65歳以上900円)
開館時間:10時00分~18時00分(入館は閉館30分前まで)※
休館日:水曜日、8月12日〜17日
最寄り駅:新橋駅、汐留駅
HP: https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/22/220709/
※日時予約制
※8月5日、9月2日は20時00分まで開館

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