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大人女子に飲んでほしい! 春の日本酒3選

日本酒スタイリスト・島田律子が厳選

特集 春こそ、人生に祝福を! 2021.4.02

取材・文:花塚水結

みなさん、春を楽しんでいますか?
春と言えば、あたたかくなってちょっと開放的な気分にもなるので、ちょっとお昼にお酒を飲んでみようかな、なんて思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、日本酒スタイリストとして活躍しているスマイルブリューカンパニー代表者の島田律子さんに、春におすすめな日本酒を厳選していただきました!

「そんなにお酒が強くないから日本酒は苦手だなぁ」という方でも楽しめる商品や、飲み方も伝授していただいたので、この春は一緒に日本酒を楽しんでみませんか?

 

春にはこれを飲みたい!

 

花塚:島田さんは日本酒スタイリストとして日々ご活躍されていますが、そんな島田さんが「春だから飲みたいな〜!」と思うお酒ってなんですか?

日本酒について教えてくれた、日本酒スタイリストの島田律子さん(左)。父親の晩酌につきあったことをきっかけに、日本酒が好きになったという

島田春限定のほんのり甘酸っぱいお酒や、スパークリング酒がたくさん出てくるので、暖かくなってくると飲みたくなります

後は、うすくオリが絡んだ「おりがらみ」「うすにごり」と呼ばれる、ほんのりにごっているにごり酒があるのですが、グラスに注ぐとにごりが桜の花びらがのように見えて、きれいなんですよ。ラベルもピンクのものが増えたりと、視覚的にも楽しめるお酒なんかいいなと思いますね。

花塚:春って、色や柄も華やかなデザインが増えて視覚的にも楽しいですよね。

島田:日本酒もボトルのデザインが変わって楽しめるものが増えていますね。
本当にお酒の種類はたくさんあるので絞り切れないですが、春におすすめな日本酒を3種類厳選しました!

 

1つ目は橘倉酒造の「無尽蔵無濾過生原酒」。女性が着物を着ているようなボトルデザインにリニューアルされて、春にとてもおすすめです。

橘倉酒造 無尽蔵 無濾過生原酒

純米吟醸 無尽蔵 無濾過生原酒(1800ml 3080円、720ml 1650円)酒造:橘倉酒造 住所:長野県佐久市臼田653-2 電話:0267-82-2006 原材料:米、米麹(ひとごこち) アルコール分:17度 公式サイト: https://kitsukura.co.jp/%5B/caption%5D

花塚:ラベルで着物の襟が再現されていますね。ピンクで春らしさがありますが、雪の結晶も描かれていますね。

島田:本当は冬限定のお酒なのですが、しぼりたてのお酒をお花見でも楽しめるようにと春まで出ている商品なんです。生原酒とは火入れをしていないお酒のことで、しっかりとした華やかな味わいがありつつ、フレッシュ感もあっておいしいんです
ピンク色の着物を着てた女性のようなイメージもあるので、贈答用としても喜ばれる商品だと思います。

 

2つ目は本田商店の「龍力 姫路城さくらこうぼのお酒」。「龍力」という有名なお酒の春限定のものですね。

龍力 姫路城さくらこうぼのお酒

特別純米酒 龍力 姫路城さくらこうぼのお酒(300ml 1100円)酒造:本田商店 住所:兵庫県姫路市網干区高田361-1 電話:079-273-0151 原材料:米、米麹(山田錦) アルコール分:15度 公式サイト: https://www.taturiki.com/%5B/caption%5D

花塚:水彩で桜が描かれていて素敵ですね。

島田:とても春らしいですよね。
このお酒は、本物の桜の花びらから抽出した酵母でつくられているお酒なんです。しかも、姫路城の桜から抽出してるんです

花塚:すごい特別感があるお酒!

島田甘みが強いのですが酸味も感じられて、まるですもものような味わいです。桜餅などのにも合うんじゃないかなと思っています。

 

3つ目は一ノ蔵酒造の「一ノ蔵 花めくすず音」。一ノ蔵さんから通年でているスパークリング日本酒「すず音」をベースとした、古代米の一種・紫黒米と黒豆の天然色素を抽出して加えて作られたピンク色のお酒。アルコール度数が低めなのが特徴になっています。

 

一ノ蔵 花めくすず音

清酒 一ノ蔵 花めくすず音(300ml 930円)酒造:一ノ蔵 住所:宮城県大崎市松山千石字大欅14 電話:0229-55-3322 原材料:米、米麹(トヨニシキ) アルコール分:4.5〜5.4度 公式サイト: https://ichinokura.co.jp/%5B/caption%5D

花塚:すごい! お酒の色がピンク色!

島田:素敵ですよね。春にぴったりなロゼ色とも言っています。日本酒のアルコール度数は、大体15、16度くらいのものが多いのですが、花めくすず音は5度と低いのも特徴で、強いお酒が苦手だという方にも楽しんでいただけるのではないかと思います。
甘酸っぱさのなかにスパークリングのシュワシュワ感が広がるお酒なので、食前酒やランチに合わせてもいいと思いますよ

 

日本酒は気軽に楽しめるお酒

 

花塚:私自身、お酒が弱いこともあって日本酒は「気軽に飲めるお酒」というイメージがあまりなかったのですが、春限定の商品は飲みやすそうなものもあって驚きました!

島田:本当にたくさんの種類が出ているので、楽しみ方がどんどん広がっています。それに日本酒はクセがある飲み物ではないので、ソーダ水やジュースで割ってカクテルにしてもおいしいんです

花塚:それなら、自分の好きな濃さで楽しめますね。

島田:はい。フルーツを絞って楽しむのもいいかもしれませんね。春だったらイチゴがたくさん出ていますから、イチゴを凍らせてグラスに3、4個入れてお酒を注ぐ。すると、少しずつイチゴが溶けていくので、それをちびちびと飲むのもおすすめです。華やかな香りがふわっと広がって、楽しめますよ。

花塚:お洒落……! サングリアじゃないですけど、そんな楽しみ方もあったのですね。

島田:やっぱり春はあたたかくなるので、外に出て開放感のなかで飲むお酒って特別感があってとても贅沢な気分になりますよね。ぜひお好きな楽しみ方を見つけて、気軽に日本酒を楽しんでもらえたらと思います。

春ならではの日本酒いかがでしたでしょうか? みなさんのお酒の楽しみ方もぜひ教えてください。

 

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島田律子

日本酒スタイリスト(日本酒造組合中央会認証)。タレント。日本航空(JAL)国際線CAとして5年半勤務後、タレント活動を始める。2000年「唎酒師」(SSI)取得後、2001年 日本酒造組合中央会より「日本酒スタイリスト」に任命される。TVや雑誌への出演、コラムの執筆など、メディアでの活動を多数こなす。その他、講演やイベントの司会・出演、酒器や日本酒化粧品の商品開発なども手掛け、また近年、訪日外国人に向けた日本酒の会主催にも力を入れるなど、国内外に向け日本酒の魅力を広く発信する。
スマイルブリューカンパニー: http://www.smile-brew.com/
Instagram: https://www.instagram.com/shimadaritsuko/?hl=ja
Amebaブログ: https://ameblo.jp/ritsuko-shimada/
島田律子

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