人生を豊かに彩るWEBマガジン

「ステイホーム」で我慢の限界! 長年連れ添った旦那にうんざり

コロナ禍で勃発する夫婦問題を、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんが解決!

特集 ウィズコロナ時代を楽しく生きる 2020.9.14

取材・文:出口夢々

新型コロナウイルスの影響で「ステイホーム」が推奨される今日このごろ。一緒にいる時間が長くなり、夫への不満が溜まっていませんか?

そこで、みなさんに代わって編集部が、恋人・夫婦仲相談所所長の三松さんにその不満をぶつけ、解決策を伺ってきました。愛が再熱するのか、それとも熟年離婚か――。その行く末はいかに……!

 

不満1
出かけるのが好きな夫。新型コロナウイルスの影響で出かけられる場所が限られているのに「今週末はどこ行く? 何する?」と質問攻めされるのがちょっとうっとおしい。家で静かにしていられないの!?

三松:「ステイホーム」によって性格の違いが浮き彫りになったケースですね。このケースでは、旦那さんはアウトドア派で、奥さんはインドア派だからイライラが生じてしまうわけです。だから、その違いをどのようにすり合わせるのかがポイントとなります。

旦那さんのやりたいことをやる週末と、奥さんのやりたいことをやる週末を、隔週で設定するといいと思います。「今週末は外出するから、来週末は家にいよう」と話し合って決めることが大切です。

出口:なるほど、ルールを決めるんですね。

三松:はい。でも、ただルールを決めても、旦那さんがアウトドア派である以上、家にいても楽しい気持ちはなかなか芽生えないと思います。なので、旦那さんが家でできることを一緒に見つけてみましょう。ネットフリックスなどの動画配信サービスに加入してみたり、本屋に行って旦那さんが好きな本を買っておいたり――。息子、娘や孫と一緒に楽しめるものをネットで調べてみてもいいですね。

出口:機会が平等になるよう、ルールづくりをするのが大切なんですね。

三松夫婦の関係はフィフティーフィフティー。そうしないと、うまくいかないですからね。

浮き彫りになってしまった問題をきちんと解決するには、お互いに歩み寄る努力が求められます。

 

不満2
定年退職後、ずっと家にいる旦那。とにかく邪魔で仕方がない! ついついつらくあたってしまうのですが……どうすれば邪険にせずにすみますか?

三松:そんなに邪険にしてしまうのなら、「この人と一緒にいる意味があるのか」と、一度本気で考えてみてはいかがでしょうか? 「夫がいなくなったら私の人生はどうなるか」、改めて考える時期だと思います。

出口:それは、本気で考えた先に離婚もありうるのでしょうか?

三松:「離婚しなさい」ということではなく、「離婚も視野に入れて、自分の結婚感を考え直すときでは」ということです。 愛がなくて一緒にいる夫婦なわけですもんね。セックスレスの夫婦でも仲がよければそれでいいと思うんです。でも、このケースの場合は夫婦の愛を感じ取れません。愛情の裏返しで辛くあたるわけでもなさそうです。

もし離婚まですることはないと実感したなら、自分を満たす方法を考えてみましょう。自分が満たされていないから、旦那さんのことを邪魔だと思ってしまうのかもしれません。また、「どうすれば旦那を邪魔だと思わずにすむのか」を、旦那さんと一緒に考えるのも手です。

出口:旦那さんと一緒に考える!? 「あなたを邪魔だと思っているのだけど、どうしたら、そう思わずにすむかしら」と聞くわけですよね。旦那さんにとって、ちょっと酷な気もしますが……。

三松夫婦の問題なんだから、2人で解決しないと意味がありませんからね。旦那さんを邪険に扱ってしまう理由を箇条書きにして、それを書いたメモを旦那さんに見せて改善を求めるのもいいと思います。「家事をしない」「靴下を脱ぎっぱなしにする」「朝ごはんを食べたばっかりなのに、昼ごはんは何かと聞いてくる」――。邪険にしてしまう理由は、こういったことの積み重ねだと思うんです。なので、それを1つずつ解消していくしかない。

「私のほうにも、直してほしいところがあったらメモで教えて。自分では気づかないから」というと、旦那さんもムッとしないでしょう。

 

不満3
ごはんを食べても洗い物をしない、掃除もしない、ゴロゴロして寝てばかりの旦那。今さら家の手伝いをしてほしいなんて、無理なお願いなのでしょうか?

三松:無理ではありませんよ。まずは家事に対する旦那さんのモチベーションを上げてあげましょう。

これまでビジネスシーンで生きてきた旦那さんにとって身近なのが、目標設定。仕事だと、「いつまでに」「何を」やるかが明確なので、その感覚で家事をお願いしてみると案外やってくれます。「今日中に床を掃除機できれいにしたい」「出かけるまでにお風呂掃除をしておいて」など、お願いする内容を具体的にするように心がけましょう。

家事の手順も具体的に説明すると、よりよいです。「お風呂はこの洗剤を使ってスポンジで磨いてね」とお願いするだけで、旦那さんもお手伝いしやすくなるものです。

出口:なるほど、そういってもらったほうが、旦那さんとしてもやりやすそうですね。

三松:あと絶対に気をつけてほしいのが、旦那さんが行ってくれた家事に対して、あら探しをしないこと。「掃除を頼んだのにリビングの隅にまだほこりがある」「お皿洗いを頼んだものの、お皿の裏にはまだ汚れが」など、ついつい気になったことをいいたくなってしまいますよね。

それをぐっとこらえて、褒める。「次もやってあげよう」と思わせることが大事なんです。だから、結果に満足できなくても、口出しせず、「手伝ってくれないよりはまし」と大目に見てあげてください。

 

不満4
「俺のいっていることがすべて正しい」というスタンスの夫。これからの暮らしについて相談しても、まったく取り合ってくれないし、その態度に傷つくと伝えても「被害妄想」といわれてしまう。どのようにコミュニケーションをとればいい?

三松:「60代の男性あるある」ですね。「俺が一番偉い」「俺は賢い」「妻はバカだ」――。こういう考えには、荒治療しかありません。

とりあえずプチ家出をしてみましょう!  ウィークリーマンションを借りるなどして2~3週間、別居するしてみるのです。その結果、旦那さんがさみしいと思うか否か、これによって今後の対応が変わってきます。

出口:プチ家出とは、ちょっと勇気のいる行動ですね。

三松:「俺は正しい」と一方的に主張するのはパワハラの域なので、妻が精神的に病んでしまう可能性もあります。家出をしてみて、旦那さんが奥さんの存在の大切さに気づき、謝ってくればOK。離れてみて、自分自身もさみしいなと感じたら、それはそれでOKですしね。

でも、このタイプの男性はなかなか変わらないものです。妻がいなくなっても平然とした態度なのであれば、本当に家を出るしかないですね。別居婚でもいいですし、いっそのこと離婚も視野にいれてもいいでしょう。そう考えてみると「あら? 離婚するほど、この人のこと憎いのかしら」と妻側も深く思慮することができます。結婚ってむずかしいですよね……。

 

不満5
「あいつが定年退職したら、絶対に離婚してやる」といってやまない母。その割には仲よく出かけているみたいだけど、いったい何を考えているの?

出口:これは娘・息子目線の意見ですね。

三松:このケースでは、夫婦一緒に出かけているんでしょう? であれば「離婚してやる」というセリフは感情に任せた一時的な言葉だと思います。

出口:重く受け止める必要はないんですね。

三松:ええ。ケンカをしているときに発する「離婚してやる!」というセリフは、いっているときは本気なんですけど、本当に離婚したいと思っている人は、そんなセリフなど口にせずに離婚するための準備を粛々と進めていますよ。

財産分与や通帳を分けるとか、弁護士を立てるとか、そういった行動を起しているのであれば本気で離婚をするのでしょうけど、そうでなければ戯言だと思って問題ないです。60代で離婚しようとしている人って、50代のころから準備をしているケースが多いんですよ。旦那さんの通帳から自分の通帳に少しずつお金を移して、退職金を得たタイミングで離婚届を渡すとか(笑)

出口:かなり周到な計画ですね(笑)

三松:女性のほうがしたたかなので、離婚するそぶりを一切見せずに暮らす人もいます。

 

三松さんから一言!

夫婦の関係はフィフティーフィフティー。何か思うところがあるのであれば、きちんと話して、夫婦2人で解決する。どちらか一人ががんばりすぎるのではなく、2人で協力することの大切さに、改めて目を向けてみてください。相手が何を怒っているか、不満に感じているかも汲み取り、自分で軌道修正しなくてはならないこともあると思います。「お互い様」の精神です。

 

コメントを投稿する

コメントを投稿する

コメントをするには、会員登録/ログインが必要です。

この特集の記事一覧へ

この記事に協力してくれた人special thanks

三松真由美

恋人・夫婦仲相談所所長。カップル不仲の原因を「性」を通して考えるセックスレス改善専門家。会員1万3000人を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」を運営し、夫婦仲の改善、セックスレス対処法ED予防法を真剣に考える夫婦仲コメンテーター。的確なアドバイスにファンが多く、マスコミ取材や、講演多数。『「君とはもうできない」と言われまして』(KADOKAWA)など著書多数。 https://fufunaka.com/
三松真由美